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久住さん、ありがとうございました

2015年に幕を閉じた「くすみ書房」の久住邦晴さんがお亡くなりになられた。享年66歳。一昨年の秋に琴似でお会いし酒を酌み交わし、去年、電話で病気を患っているとお聞きしていたが、それにしてもあまりにも突然で早いお別れとなった。

久住さんとのお付き合いは、25年ほどになる。私がサラリーマンを辞めて事業を興し、全然うまくいってない頃からのお付き合いだ。公私共々とても良くしていただいた。
ちょうど一回り上の同じ兎年。自分にとっては、優しい兄のような存在だった。
書店に尋ねたり、たまに琴似界隈で飲んだりした。今ではベストセラー作家となっている池井戸潤や横山秀夫なんかは久住さんに薦められて新人の頃から読んで夢中になった人たちだ。たくさんの良書を教えて貰った。

久住さんとは、ちょっと変わった時間を共に過ごしている。懐かしく思うのは、 1997年ヘールボップ彗星を見るために、久住さんのご家族と一緒に石狩の厚田まで車を走らせた。尾をひく彗星を息をのんで見守った。20年前の思い出だ。
その時中学生だったお嬢さんが、先日の葬儀の喪主として立っておられる姿を拝見して心が痛くなった。


ある冬のこと。
書籍としても有名になった『小さな宇宙人アミ』。その宇宙人アミと交信をしている人が釧路の鶴居村にいると聞いて、久住さんと訪ねたことがある。夜、誰もいない何もない真っ暗な雪原の向こうに眩いほどの光が現れて、その方を通じて一時間ほど交信をした。あれは夢だったのではないかと今でも思うことがある。それほどの不思議な体験と空気感だったが、紛れもなく久住さんと一緒に共有した貴重な現実の時間だった。

日本で一番有名な本屋のオヤジ、久住さん。
物腰が柔らかく、本当に穏やかで優しい人だった。久住さんはきっと、誰もが笑顔で穏やかであることを、そんな平和な世界を願っていたのだと思う。
久住さん、本当にありがとうございました。貴方は、とても素敵な大人でした。
自分も素敵な大人になれるよう、時々久住さんを思い出しながら生きていきます。

北出敏行

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