ちょっと前のブログで、世界の勢力図が変わりそうだと書いたが、その流れがますます加速している。
2000年以降豊富な地下資源に恵まれ著しい経済発展を遂げたブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国をBRICSと呼び、ウクライナの事をきっかけに、これらの国が「ドル」ではない「金」に基づいた新しいルールでの経済圏を創り始めている。アルゼンチン、テヘラン、イランは既に加盟を申請し、サウジアラビアやインドネシアも検討中との情報が流れてきている。
今まで世界の中心であったG7(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、日本)の影響力はまさに風前の灯火となっている。G7の人口は約8億人。これに対し、BRICSグループは35億人を超える巨大経済圏となりつつある。
ウクライナ侵攻に対するロシア制裁も、実際のところヨーロッパ各国はこっそりとロシアと取引しているらしく、関係のほとんどない日本だけが頑なに制裁を課し、そのあおりを国民が被っている。
そして最新の情報ではなんと、ドイツまでもがBRICSへ参加か・・・という噂も流れている。
今まで、石油資源はドル建てでしか決済できなかった。西側諸国が押し付けたルールで、これを拒否しようとしたイラクやリビアはテロ国家のレッテルを貼られ、戦争によってメチャクチャにされてきた。つまり「ドルを刷る」ことができるアメリカ?による支配が絶対的だったのだ。
そして、このルールが今壊れたのだ。
日本のマスコミは全く報道しないが、2020年のアメリカの大統領選挙は不正であり、バイデン現大統領が本当は敗北していたと46の州が認定した。もし、バイデン氏が失脚しトランプ氏が大統領に返り咲けば、アメリカもBRICSとの繋がりを強化・重要視することは確かだろう。
マスコミも、また、今回の選挙の争点としても、これらのことが話題に上らないことが不思議でならない。そして、日本のメディアが流す情報は、世界の実情とはあまりにもかけ離れている。
今、日本という国の存亡がかかっていると言っても過言ではない分岐点に我々はいる。
日本という国はどこへ行くのだろう。

北出敏行

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