12月は雪が例年より少なくて「このままいけばいいなぁ」と思っていたが、年が明けて1月はドカッと雪が降った札幌。ホワイトアウトになる日も多くて、やはり甘くはないと思い知らされる。それでも2月も半ばを過ぎると陽も長くなってきて「春はもうそこまで」と、どことなくウキウキする。
先日町内会のパートナーシップ除雪が入ったが、例年なら道路面から10センチまで降り固まった雪を削るところが今年はなんと20センチ残し! さらに道路幅もほとんど広げずに道幅は狭いままで、人手不足で除雪車を操る熟練のオペレーターが減ったのかと思ったが、単に予算の関係らしい、、、。
なんか公共サービスが低下しているなぁと思う今日この頃である。
さて、日課であるワンコの散歩。昨年までは出勤前に会社近くの宮丘公園によく行っていたが、雪が降った後は道がなくて新雪を漕いでの散歩となる。短毛種のアンディは大丈夫だが、長毛種のまりりんは脚に雪玉がいっぱい引っ付くのでとても歩き辛そうになる。
で、最近はちょつと早めに家を出て、朝の散歩は農試公園に行くようになった。
ここは、休日にはスノーモービルでタイヤを引っ張って遊ぶスノーラフティングをやっていて、毎日、ウォーキングコースと歩くスキーのコースをスノーモービルで重い鉄板を引っ張って道を整備してくれる。なので、まりりんも歩きやすそうで、今年の冬の平日はほとんど農試公園を利用させていただいている。
そして休日は、夏にはほとんど行かない旭山記念公園に行くことが多い。標高137m。藻岩山に隣接した高台にあり、石狩平野や日本海、札幌市内を一望できる眺めのいい公園で、自然も色濃く残っている。訪れる人が多いからか雪も踏み固められていて歩きやすい。が、休日は訪れる人も多く駐車場を確保することが困難な公園でもある。
また、前田森林公園もウォーキングや歩くスキーを楽しむ人が多く、コースも整備されている。スキー板の貸し出しなんかもやっていて、ウォータースポーツを楽しむ人々で賑わう公園のひとつだ。
北海道の魅力のひとつに「公園」があると思っている。広大な北海道だからこそなのか、本州ではなかなかお目にかかれないような広大な公園がいくつもある。大阪から北海道に来て間もない頃、緑豊かな季節に真駒内公園を歩いていて「ここは外国ではないのか」と感じたことがあるほどだ。札幌市民は、本当によく公園利用していると思う。
しかし雪国では、冬場は閉鎖される公園も多い。大規模な重機での駐車場の雪掻きが当然必要になるからだ。そして、歩くコースを整備するためにもスノーモービルなんかが必要になる。当然、そこには手間も労力もお金もかかる。最近は道路のアスファルトが傷んで剥がれても、その修復がなかなかなされないことも多い中、そこに暮らす人々が長い雪国の冬を楽しむために、こういう行政サービスがあることは本当にありがたいと思う。
しかし、、、税金を払っていてその恩恵と感じるのは、冬場の除雪(最近は頻度が減っているような気もするが・・・)と公園利用時くらいというのは何とも淋しい限りだが・・・(笑)。

北出敏行

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