4月になり、やっぱり春らしくなった。喉元過ぎればなんとやらで、今年の豪雪の記憶も薄れつつある。
去年の3月4月は、週末になるとアンディとまりりんを連れて車中泊の旅に出かけたが、今年は何となくそんな気になれない。なんとなく、世の中の空気が重い(笑)
さて、海外ではほとんど規制解除になったコロナ。SNS等の海外ニュースではワクチン接種による副反応について多くを報じているにもかかわらず、日本のマスコミの多くはそのことはスルーし、3回目接種を煽り続けている。が、身近にワクチン副反応で苦しむ人も徐々に増え、まさに多くの国民が「何かおかしい」と感じ始めている。事実を知り始めている。嘘に気付き始めている。笑ってしまうのは、接種会場で接種しているフリをするバイトも存在するとか(笑)
ロシアとウクライナの問題も、政府発表やマスコミ報道もあまりにも海外ニュースとはかけ離れている。一方的な西側ニュースの垂れ流し。しかし、一歩踏み込んで中国やインド、中東、ロシア等のニュースを調べてみれば、全く違う論調が存在する。また、ツイッターで海外に住んでいる人たちの現地の発信では、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー等ではロシア擁護やNATO脱退の市民運動も起きていることが報告されている。
何が真実かを判断する材料ももはやSNSに頼るしかない昨今だが、そのSNSも検閲が厳しくなって、グーグル検索等では偏った情報しか取得しずらくなっているのが現状だ。
しかしそのことで、日本という国が決してオープンな民主主義国家ではなく、情報規制・言論統制の激しい閉ざされた国家であったことに多くの国民が気付き始めたのではないだろうか。
多くの世界市民が「日本という国は素晴らしい」「好きな国は日本」「日本人は優しい」と言ってくれている。自分も日本人が大好きだ。だが、今のこの日本という国が好きかと問われたら、躊躇してしまう自分がいる。
民意とかけ離れた政治。国民を不健康(不幸)にする行政。権力の犬になり下がったマスコミ。それでいて世界トップレベルの租税負担率(重税)と世界最低レベルの福祉(年金を含む)。
昭和40年代に少年時代を過ごした自分には、その時の日本は輝いて見えた。日本に生まれて良かったと思った。物価も安かったし、自然も周りにそこそこあって、何より社会が、人が大らかだった。不正を働いた政治家なんかはすぐに辞任に追い込まれたりして社会に正しさがあった。お巡りさんも街を守ってくれている市民の味方だった。
いつからだろう。そんな日本でなくなってしまったのは。
前へ前へ進み続けることではなく、多くの国民が幸せと感じていたあの頃へ後戻りしてもいいのではないか。それも進歩なのではないかと思う。

北出敏行

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