1992年、日本環境科学の前身である(有)北海道環境研究所を立ち上げた。
環境問題を深く勉強していたころで、マスコミではほとんど報道されない事実に驚き、たくさんの人とその事実を共有したいと市民レベルの研究所を目指して命名した。
そして、あれから30年が過ぎ、環境問題も深刻な事実もあれば、政治的な嘘も多くあるということに気づき、現在に至る。
さて、今日のX(旧Twitter)に、イーロンマスク氏が「市民ジャーナリズム」の必要性を発信していた。
ここ20年ほどマスコミの在り方が大きく変わった。社会正義を謳ったマスコミは今は昔、権力の監視役ではなく、権力側の広報に成り下がったと感じているのは決して自分だけではないと思う。
かつてなら、政治家の不祥事なんかはマスコミが厳しく追及し、辞任に追い込まれることも多かった。が、そんなスクープ的な事件でさえ、報道すらされないことが多々ある。NHKに至っては、国会中継を番組変更して国民の目に触れないように操作もする。ワクチン後遺症問題も、関西のサンテレビと名古屋のCBC放送が取り上げるくらいで、主要メディアは未だに口をつぐんだままだ。
だが、この体たらくは日本に限ったことではない。西側諸国のメディアの多くは、ほとんどが政府よりだ。でも両論併記の公正さを使命とする大手マスコミが各国に一社や二社存在していることが、日本との違いであり救いでもある。
そもそも信用できる、国民の幸せを第一義とする政府なら何も言わない。
でも多くの人が、海外にバラマキを続け、国民生活を支えようとしない現在の政府の在り方にはうんざりしている。
食品添加物も、海外が数10種類しか許可されていないにも拘らず、日本は1500もの添加物が許可されている。世界で禁止になった農薬も日本では普通に売られているし、遺伝子組換食品に関しても我々消費者が選別できないように仕向けられ日本は異常なほど流通している。厚労省は決して国民の健康を守るために存在する省庁ではないことがよくわかる。
税金も国民負担率が約5割。江戸時代と変わらない(笑)
世界でもトップレベルの負担率だが、それに見合う福祉も教育も生活保障もない。
ある友人がFacebookに投稿していたが、ガソリンとタバコとお酒の税率が異常に高いとか!
・ひと月でガソリンを100リットル給油している人は、およそ7,500円、年間で約90,000円。
・毎日タバコを一箱20本を消費としているなら、ひと月に11,000円、年間で約130,000円。
・毎日ビール350缶を2本飲んでいるなら、ひと月に約3,800円、年間で約50,000円。(ビールの酒税は少し下がったが・・・)
の税金を払っているらしい。
ちなみに自分は、ガソリンは月200リットル、タバコは1日30本、ビールは1日500缶3本を消費してしまっている(笑)
話は逸れたが、だからこそ、市民の意見が繋がるSNSが重要になる。Facebookなんかは、政府の力が働いて言論規制が露骨だが、Xはイーロンマスク氏が買収してくれたおかげで言論の自由が守られている。ある意味「市民ジャーナリズム」だと思う。もはやXは、情報の市民社会インフラだと思う。
日本だけでなく世界が、国民主権に立ち、民主主義を守れるかどうかの瀬戸際にある。
誰かがやってくれるのではなく、我々一人一人の意思表示や行動が試されている。

北出敏行

最新記事 by 北出敏行 (全て見る)
- 還暦記念旅行第二弾 東北編➁ - 2023-11-17
- 還暦記念旅行第二弾 東北編① - 2023-11-15
- 民主主義の危機 - 2023-10-05