ワンコの散歩コースでたまに利用する左股川。この時期は紅葉が美しい。
さて先日、朝の散歩で訪れた時、キャンプをしている3人の若者(といっても20代か?)がいた。テント三張り。俗にいうソログルキャンだ。

ここの場所に張っていた(笑)
「泊ったの?」と聞く「泊りました!」とのこと。なんか嬉しくなった。
昭和40~50年代、自分が大阪に住んでいた1中高生の頃、宝塚や能勢の河川敷で気の合う仲間とよくキャンプをした。バックパックに荷物を詰め込み、電車を乗り継ぎ、山道を歩く・・・。今のような大掛かりのキャンプ場はほとんど皆無で、地図の△のキャンプ場も存在したが、山道から少し入ったところにある少し開けた河川敷が僕らのキャンプ場だった。当時はまだまだ大阪も自然も色濃く残っていて、川の水を飲んでいたし、場合によっては近くの民家で水を貰ったりしていた。
今なら不審者扱いで通報されそうだが、昭和という時代は人も行政も大らかで優しい時代だったと懐かしく思う。平成の時代も初期の頃は、そんな昭和の空気が残っていて、バイクツーリングを楽しむバイカーも公園なんかで野宿している姿をよく見かけたが、今ではほとんど見かけなくなった。
最近は、公園の駐車場も夜には閉鎖されるし、不審者扱いされるし、おやじ狩りにもあったりするし、世知辛い世の中になったものだとつくづく思う。行政も「規制と監視」が強くなって、昔はお巡りさんを見かけると「街を守ってくれている」と安心したものだが、今は「監視されている」と暗い気持ちになることも多い。
とにかくお金をかけないと自由に遊ぶこともままならない。
納税者としては、国の管理する河川や浜辺なんかはもっと自由に開放しろと言いたくなる。

北出敏行

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