6月7日。岩手県と言えばお決まりの中尊寺へ。
アンディとまりりんも一緒に参道を歩く。中尊寺は自分は何度か訪れたことがあるが、かみさんは初めてらしい。金色堂とかはワンコは禁止なので、かみさんだけ見学。
駐車場に隣接する蕎麦屋で、これまたお決まりのわんこそばを食べてから、毛越寺へ。
初めて訪れたが、毛越寺は国の特別史跡、特別名勝に二重指定されていて、平安時代の優美な浄土庭園は圧巻だった。
近くの平泉温泉(悠久の湯)で汗を流してから、スーパーで晩飯のお惣菜やビールを買い込み、宿泊予定の道の駅・平泉へ。ここでのんびりと夜を過ごすはずだったがあまりにも車中泊の車が多く、ワンコの散歩にも気を使いそうだったので、急遽道の駅・厳美渓へ移動。美術館に隣接していてワンコの散歩場所も困らず、静かで快適な夜を過ごすことができた。大正解!
翌日は宮古市の浄土ヶ浜へ。三陸を代表する景勝地で、国の名勝にも指定されている。火山岩と小石によって入り江が作られ、外界から隔てられているので波も穏やか。まさに極楽浄土と呼ぶにふさわしい景観で、夏には海水浴客で賑わうらしい。
この日は美味しい晩飯が食べたかったので、浄土ヶ浜ビジターセンターのお姉さんに地元で人気の居酒屋けんぼを教えてもらう。すぐに満席になるとのことで、オープンと同時に入店。基本、宮古で上がった魚が中心で、寿司屋より新鮮なものを取り揃えているという大将のうんちく通り、最高の料理をいただいた。
自分は仕事で全都道府県を制覇し地元の美味しい料理も知っているが、間違いなくトップレベルの美味しさだった。とくにホヤに関しては、感動モノの美味しさだったと付け加えておく。
さて、あとは明後日の乗船地点である青森へのんびりと向かうだけだ。
6月9日、八戸に立ち寄り、浜市場みなとっとへ。ここの「のっけろ丼」はテレビでも紹介されたらしい。八戸港に水揚げされた新鮮な魚介を一皿70円~300円とリーズナブルな値段で提供していて、自分で好きなものをチョイスして丼ぶり作る。雲丹も300円!雲丹2皿、マグロ中トロ2皿にあとは適当に選んでとっても美味しくいただいた。熊の湯温泉で汗を流し、道の駅とわだ・とわだぴあにて宿泊。
6月10日、乗船は夜なので浅虫温泉へ。
海岸でワンコを遊ばせて、温泉入って、港近くのメモリアルシップ八甲田丸を見学。青函連絡船がJRの運営だったことを初めて知り、当時の青森の活況ぶりが伺える様々な資料を見てとても感慨深くなった。青函トンネルができたことだけが原因とは思わないが、昭和という時代は明るく、パワーに溢れていたと思わせるに十分な資料館だった。
22時25分乗船。函館に着いて夜が明けていく中、羊蹄山を横目に見ながら車を走らせる。10泊11日のキャンピングカーの旅は、本当に楽しかった。長旅になると天気がいい日ばかりとは限らない。そんな時にも車内で快適に過ごせることのなんとありがたいことか!
快く会社を休ませてくれたみんなにも感謝!
秋にまた、キャンピングカーをレンタルして、今度は南東北・北関東を訪れてみたいと思う。

北出敏行

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