成人式も終わり、美容室では忙しさもひと段落ついた頃ではないでしょうか?

今だからこそ、考えて準備しておきたいことがあります。

それは、「3月4月はどう過ごすか?」です。

毎年の年度の変わり目、何かしないと・・・
と思っているうちに、知らず知らず通りすぎてしまった、なんていうこともあるのではないでしょうか?

長い間、地元に住み慣れると、こんな事実を見落としがちになります。

これは、札幌市の人口動態から抽出した各都市の転入者数です。

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札幌市では3月4月だけで3万人弱、年間およそ66,000人程度が転入してきます。

旭川市、苫小牧市、帯広市、北見市ではこうです。

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ということは、

別の角度から見ると、
札幌市に自分の美容室があったとすると、
毎年、66,000人、2年間で12万人以上の方々が

「自分の働く美容室を知らない」

ということです。

「そんなことはない!看板もあるしここに美容室があることは、誰でもわかるはずだ!」

という声を聞いたこともありますが、
果たしてそうでしょうか?

存在する場所はわかるでしょう。

しかし、それだけでは、来店する動機としては、かなり可能性は低いと言えます。

なぜなら、美容室は飲食店などと違い、ふらっと立ち寄る場所ではないからです。

 

転入者の方々がサロンを選ぶ条件を一言で表すと
『自分が満足出来る美容室はどこか?』

ということに尽きます。

例えば、
『サロンの特徴は何か?』
『サロンのこだわりは何か?』
『どんな美容師がいるのか?』
『お客様対応はどうなんだろう?』

などなど、事前に必ず調べます。

「自分は男性(又は女性)美容師に切ってもらうことにしている」と、性別をはっきり決めている方も結構いらっしゃいますね。

ですから、定期的にサロンの特徴を外部に発信する必要があるのです。
ファミリーレストランのラーメンよりも、こだわりのラーメン専門店の方が美味しそうですよね?

これは例外なく他業種でも当てはまります。

『ウチの美容室はこんなお店なので、それが好きな人だけ来てください』というくらい、個性的でこだわりを感じる発信がとても有効な理由はここにあります。

さらに言えば、
すでに時代はお店ではなく、個々人の個性が光り、人が集まるセルフ・ブランディングの時代
に入っています。

では、いつ発信するのが最も有効なのか?

それはまさに「3月4月」

同じ情報を発信しても受け止める可能性が高いからです。

マーケティング的に言えば、だからこそ多くの業種では、この時期に新規入会キャンペーンを行います。

なぜなら、結果が明らかに違うからです。

3月4月に向けて、まだ間に合います。

A看板、チラシ、ホームページ、SNS、地域コミュニティなど、様々な形でお店の個性を発信して行きましょう!

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橋本浩

代表取締役社長
好きな言葉 「人は花になれる!」周りを和ませ心を笑顔にさせる力がある花、私も花になれるように生きていきたいです。 「一隅を照らす」そんな生き方を目指しています。 北海道岩見沢市生まれ。岩見沢東高等学校卒、北海学園大学経済学部卒

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